▶不動産の訪問査定を依頼した際、どのような部分を見るのか?
不動産査定では建物や土地の粗探しをされるのでは?などと思われている方が多いのではないかと思います。でも、実は逆なんです!その物件の魅力を探す為に訪問査定をしています。
訪問査定を提案した際によく言われるのが
「掃除ができていなくて(または荷物が多くて)汚いから、、、」
その気持ち
わかります(笑)
しかし、不動産会社は建物や土地の状況を確認して、より正しい査定提案をするために訪問査定を行なっております。
荷物を確認したり、掃除の状況を確認しにいくわけではありません!
とくに、一般の方に向けて販売をする際、基本的には空室の状態で買主様に購入していただくことが前提となります。
逆にいえば、荷物の量で査定価格に影響が出ることはないということです!
上記の事を踏まえ、お気軽に訪問査定をご利用いただきたいのです。
▶訪問査定をおこなう目的
電話やメールで得られる情報だけでは、正確な査定金額を算出することは難しいものです。
物件のことを挙げるなら
・室内の状況はどうなのか?(リフォームしている箇所はあるのか?)
・雨漏れやスガ漏れなどはないか?
などなど。
お客様のことを挙げるなら
・なぜ査定依頼をいただいたのか?(売却を少しでも頭に浮かんだきっかけは?)
・売るとすればいつくらいを目処に手離れしたいのか?
・売った場合の住替え先は決まっているのか?
などなど。
上記はあくまでも一例ですが、これらを仮に電話やメールで聞かれたらどうでしょう?
「尋問かよ!」
ぼくならそう思います、、、。
そう思ったらもう不動産会社には相談したくなくなっちゃいますよね。
そのように感じていただきたくないからこそ、直接お会いしてヒアリングできると、不動産会社としては嬉しいのです。
▶訪問査定の時に確認すること
では、ヒアリング以外に訪問査定の時ってどこを確認しているのでしょうか?
「ちゃんと見てるの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外にもちゃんと見てるんですよ♪
建物の内部について
新築時の図面
新築時の確認申請と完了検査を受けているか
固定資産税等の評価額・年税額など
増築の有無
建物の使用状況・劣化具合・現在の故障箇所
設備の状況・取り替え時期など
修繕履歴
建具の収まりや傾きの有無
湿気の状況・結露の有無
雨漏り・スガ漏れの有無
建物の外部について
屋根・外壁の状況
隣地の越境物の有無
境界標の有無
車庫の高さ
駐車スペースの増設の可否など
敷地と道路との関係
敷地の高低差
隣地(または査定対象物件)からの落雪の可能性の有無
上記のように訪問査定は様々なことを確認しています。室内の事だけではなく、住宅の場合は外部の確認も重要です。
▶まとめ
今回のコラムが、ご自宅やご所有不動産の売却をお考えの皆さまの、何かの参考になれば幸いです。
さいごまでご一読いただき、ありがとうございました!